河本準一の芸能生活において最大の転換点となったのが、2012年に発生した母親の生活保護受給問題です。当時、売れっ子芸人として高収入を得ていたにもかかわらず、親族が生活保護を受給していたことが報じられ、国会やワイドショーを巻き込む社会問題へと発展しました。
同年5月に行われた涙の謝罪会見において、河本は経緯を説明し、過去に受給していた金額の全額返納を表明。法的な不正受給には該当しなかったものの、道義的責任を問う世論のバッシングは苛烈を極め、出演していたレギュラー番組の降板やCM打ち切りが相次ぎました。
このどん底の時期を支え抜いたのが、2003年に結婚した妻で、元「大阪パフォーマンスドール(OPD)」のメンバーである重元直美です。世間からの猛烈な批判にさらされ、自宅に閉じこもりがちになった夫に対し、妻は逃げることなく家庭の防波堤となり続けました。
現在、夫婦の間には成人を迎えた長男と長女がいます。息子はサッカーに打ち込み海外留学を経験するなど自立の道を歩んでおり、家族関係は極めて良好です。公の場で河本が見せる家族への深い感謝の念は、一度崩壊しかけた家庭を全員で再建したという強い自負に裏打ちされています。