単なるキャラクターイベントにとどまらないのが、ディックブルーナ原画展名古屋の圧倒的な魅力です。オランダのユトレヒトにあるブルーナの仕事部屋を想起させる展示空間には、絵本『うさこちゃんとうみ』『ちいさなうさこちゃん』などの初版原画や、創作の過程で破棄されるはずだった推敲スケッチが並びます。
鑑賞に際して知っておくべきミッフィー展名古屋所要時間と見どころ詳細まとめとして、特筆すべきは「線の揺らぎ」です。ブルーナは、トレーシングペーパーに墨汁と筆を使い、心拍のリズムに合わせるようにミリ単位で極めてゆっくりと線を描いていました。会場で原画を間近に観察すると、印刷物では味わえないインクの盛り上がりや、手の震えによって生み出された温かみのある輪郭線が鮮明に確認できます。
また、ミッフィー展巡回展開催経緯を辿ると、本展はブルーナが生涯をかけて追求した「シンプリシティ(極限の簡潔化)」を現代社会に再提示するキュレーションが貫かれています。展示エリアをじっくり巡るには最低でも60分、物販コーナーでの選択時間を含めるとトータルで約90分〜120分のスケジュールを確保しておくのが賢明です。