実証実験の開始以降、SNSや掲示板、交通情報コミュニティではドライバーの赤裸々な体験談が飛び交っています。「800円だと思ってナビ通りに走ったら1,200円引かれて驚いた」「値上げされたのに渋滞が消えていない」といった不満が散見される一方、現地で定点観測を行うと利用者の行動パターンが明らかに変化していることが分かります。
特に顕著なのが、アクアライン渋滞ピーク時間のシフトです。かつては15時から18時頃に集中していた渋滞の波が、13時直前と20時直後に二極化する傾向が見られます。現地を取材する自動車ライターの証言によると、「12時台後半は、13時前の800円駆け込みを狙う車で一時的に本線合流が殺到し、逆に19時台後半は木更津市内の一般道や袖ケ浦周辺の商業施設で時間調整待機をする車列が目立つ」といいます。
その余波を一身に受けているのが海ほたるパーキングエリアです。上り線側駐車場は、19時を過ぎると「20時の値下げ枠突入を待つドライバー」の滞留によって満車状態が常態化。施設内のフードコートや展望デッキは賑わう反面、駐車場待ちの車列が本線にまで伸びて新たなハザードを生み出すという皮肉な現象も起きています。通行料金の数倍の飲食代を海ほたるで消費してしまい、「節約になったのか分からない」と苦笑いするファミリー層の手記もネット上で多くの共感を呼んでいます。