火災発生時、大手メディアのニュース速報よりも早く動くのがSNSを中心とした一般市民の投稿です。X(旧Twitter)などでは、「遠くからでも黒煙が見える」「サイレンの音が鳴り止まない」といったネットの反応と目撃証言が秒単位で投稿されました。
「バチバチという激しい爆発音がして外に出たら、数軒先から赤い炎が吹き上がっていた」「煙の臭いで喉が痛くなり、急いで避難の準備を始めた」など、現場至近に居合わせた市民の証言からは、初期消火の限界と火勢拡大の圧倒的なスピード感が伝わってきます。スマートフォンのカメラで撮影された映像は延焼の方向や風向きを把握する手がかりとなる一方で、野次馬による現場周辺への立ち入りが消防活動の妨げになるという深刻な問題も露呈しました。
災害時のSNSは貴重な一次情報源となる反面、撮影場所の位置情報の誤認や過激な煽り文句が混在するため、投稿内容を鵜呑みにせず、公的機関が発信する消防出動情報と照らし合わせるリテラシーが問われます。