体内のカフェイン血中濃度がピークを迎えるのは摂取後30分〜2時間程度ですが、セルフケアの範囲を超えた重篤な「急性中毒」へ移行している場合は、一刻を争う医療処置が必要です。
医療機関への緊急受診、または119番による救急車要請を判断する目安(レッドフラッグ)は以下の通りです。
- 胸の激しい痛みや圧迫感、脈拍の異常な乱れ(不整脈)が持続している
- 手の震えにとどまらず、全身の筋肉の痙攣(けいれん)が起きている
- 激しいめまいで立ち上がれない、または失神・意識の混濁がある
- 呼吸が浅く速くなり、息苦しさや過呼吸が治まらない
- 激しい嘔吐を繰り返し、水分補給すら全く受け付けない
急性中毒が重症化すると、血中カリウムが急激に低下する低カリウム血症や、致死性の心室細動(心停止)を引き起こす危険性があります。救急隊に引き継ぐ際は、「何を・どれだけの量・何時頃に飲んだか」(製品の缶やパッケージを残しておく)を正確に伝えることが、適切な初期治療(胃洗浄や活性炭投与、点滴管理)につながります。