1995年8月にシングル『Feel Like dance』で華々しいデビューを飾ったglobeは、わずか1か月後の1995年9月27日に2ndシングル『Joy to the love (globe)』を世に送り出しました。デビュー作の勢いそのままに、本作は見事にオリコンシングルチャート初登場1位を獲得。累計売上は80万枚を突破し、新鋭ユニットから時代の旗手へと一気に駆け上がる決定打となりました。
この大ヒットの起爆剤となったのが、女優・中谷美紀が出演したトヨタ「サイノス」のCMソングとしての強力なタイアップ展開です。「助手席に乗る奴、バカ。」という挑発的なコピーとともに、疾走感あふれるシンセサイザーのリフとKEIKOの突き抜けるボーカルがテレビ画面から連日流れ、若者たちのライフスタイルと完全にシンクロしました。テレビCMの映像美と音楽が有機的に結びつき、楽曲の持つ都会的でスタイリッシュな世界観を瞬く間に日本全国へ浸透させたのです。
当時、音楽業界はCDバブルの黎明期にありましたが、デビューわずか2作目での首位獲得は異例の快挙でした。これにより、小室哲哉が構想していた「ダンスミュージックとJ-POPの完全な融合」という実験プロジェクトは、商業的にも芸術的にも大成功を収めることが証明されました。