鳥取県の人口50万人割れは目前?全国最少が続く理由と過疎の真相

鳥取県の人口50万人割れは目前?全国最少が続く理由と過疎の真相

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47都道府県の鳥取県人口ランキングにおいて、同県は一貫して最下位(47位)に位置し続けています。46位の島根県や45位の高知県と比べても頭ひとつ抜けて人口が少ない状態が固定化している背景には、大きく分けて3つの構造的要因があります。

第1の要因は、可住地面積の狭さと平野部の分断です。鳥取県は面積自体が全国41位(約3,507平方キロメートル)とコンパクトである上、県域の大部分を中国山地が占めています。平野部は東部の鳥取平野と西部の米子平野などに分断されており、大規模なメガロポリスや大工業地帯を形成しにくい地勢でした。

第2の要因は、大規模な製造業拠点の集積不足と若年層の流出です。高校卒業後の進学先となる高等教育機関の選択肢が限られているため、毎年18歳前後の若者が東京圏や関西圏へ大量に転出します。大学卒業後の受け皿となる大規模IT企業や本社機能が乏しいことから、いわゆる「進学・就職期の大規模な転出超過」が固定化している点が鳥取県の人口が全国最少であり続ける決定的な理由です。

第3に、歴史的な行政区画の成り立ちが挙げられます。明治初期の廃藩置県において、因幡国(東部)と伯耆国(中・西部)の旧藩領を統合して誕生した鳥取県は、もともと広大な後背地を持たない小規模な行政単位として発足しました。隣接する大都市圏へのアクセス利便性が向上した結果、ストロー現象によって若者層の吸引が加速した側面も見逃せません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。