局の看板を背負う女性アナウンサーの立ち位置も、新たなフェーズへと移行した。硬派なニュース報道から大規模エンタメまで自在にこなす桑子真帆は、視聴者を引き込む自然体の進行力で独自のポジションを築き上げた。また、朝の情報番組で生活者の視点に寄り添い、確かな共感を集める鈴木奈穂子の安定感も局内外から絶大な支持を得ている。
年末の風物詩である『NHK紅白歌合戦』の司会進行は、アナウンサーにとって名誉であると同時に、計り知れないプレッシャーを伴う試練の場だ。数千万人規模の視線が注がれる生放送を破綻なく回し切る胆力。この大舞台を乗り越えた者だけが、真の国民的キャスターとしての称号を手にし、局の顔としての発言権を獲得していく。