ネット上の掲示板やSNSでは、基地ゲートの利用に関して不正確な情報が散見されます。無用なトラブルや法的リスクを回避するため、以下の盲点を正確に把握しておく必要があります。
第一に、「知花ゲート(ゲート3)から歩行者なら抜けられる」という誤解です。海外の国境情報サイト等で歩行者検問所(Pedestrian crossing)として表記されることがありますが、これは基地通行許可証を首から下げた関係者や軍属の徒歩通勤を指しているに過ぎず、一般歩行者の通り抜けは一切認められていません。
第二に、ゲート周辺での無許可撮影リスクです。ゲート警備の配置、監視カメラ、障壁の構造などは重要防衛機密に該当します。スマートフォンのカメラを向けただけで警衛員から警告を受け、データの消去を求められる事例が報告されています。
第三に、エスコート制度の悪用・誤認識です。「基地の中に知り合いがいればゲート3で待ち合わせして入れる」と考える人がいますが、前述の通りパス登録オフィスはゲート1にしかありません。事前の登録手続きを省略してゲート3から強行進入を試みることは、重大な侵入事案として扱われます。
【プロの結論】ゲート3周辺を通行・利用する際の明確な判断基準
混乱を避けるため、ご自身の状況に応じた適切な行動指針を以下に示します。
【ゲート3へ向かって良い人】
・すでに有効なDBIDSパスや米軍発行の入門IDを所持している軍人・軍属・契約業者
・事前にゲート1でビジターパスの発行手続きを完了し、スポンサー車両と同伴している訪問者
【ゲート3を絶対に避けるべき人】
・ビジターパスをこれから取得しようとしている一般来訪者(直ちにゲート1へ向かうこと)
・沖縄市から北谷・読谷・嘉手納方面へ横断しようとしている一般ドライバー・観光客(県道74号線または国道58号線本線を経由すること)
・ナビに「最短ルート」として誘導されただけの土地鑑のない旅行者