事故直後は自力で身動きを取ることすら困難だったが、愛妻である大庭ひろ子氏の献身的な介護と、専門チームによるリハビリにより、奇跡的な回復の歩みが続いている。言葉を少しずつ発することができるようになり、車椅子に乗って外出を楽しむ姿も目撃されるようになった。
「再びフライパンを握れる日は来るのか」というファンの熱い問いかけに対し、医療関係者や周囲のスタッフは慎重ながらも前向きな姿勢を見せる。手先の繊細な感覚を取り戻す訓練は容易ではないが、料理に対する情熱の炎は決して消えていない。現場への完全復帰という形ではなくとも、レシピ監修やアイデア提供といった形で料理界へ再び関わる可能性は十分に残されている。