2000年代前半、深夜枠からゴールデンタイムへと駆け上がった『Matthew's Best Hit TV』。この番組が提示したスタイルは、当時のバラエティ番組の常識を根底から覆すものだった。スタジオに招かれたトップアーティストたちが、彼のペースに巻き込まれながら見せる素の表情や思いがけないリアクションは、視聴者を魅了して離さなかった。
洋楽・邦楽のジャンルを問わず、音楽への深いリスペクトをベースに持ちながら、過剰なまでにポップな世界観を作り上げた。カラフルなセットデザイン、独特のワードセンス、そしてエッジの効いたコーナー演出。そのすべてが当時の若いクリエイターたちに多大な刺激を与えたのだ。