長年親しまれてきた「市役所駅」という名称が「名古屋城駅」へと改称されたのは、2023年1月4日のことです。名古屋市営地下鉄では同時に中村区役所駅が太閤通駅へ、伝馬町駅が熱田神宮伝馬町駅へと変更されるなど、大規模な駅名見直しが行われました。
改称の最大の理由は、国内外の観光客に対する案内機能の向上です。旧駅名の「市役所駅」では、名古屋屈指の観光名所である名古屋城の最寄り駅であることが直感的に伝わりにくく、特に訪日外国人旅行者(インバウンド)から「どこで降りれば城へ行けるのか分かりにくい」という声が多数寄せられていました。
アジア競技大会の開催やリニア中央新幹線開業を見据えた都市戦略の一環としても、主要観光拠点の駅名を分かりやすくアピールする方針が決定打となりました。駅名変更に伴い、駅構内の案内サインや多言語表記も刷新され、初めて名古屋を訪れる人でも迷わず目的地へ向かえる環境が整えられています。