凱旋門を望む特設会場は、異様な熱気に包まれていた。世界各国のセレブリティが居並ぶ中、漆黒のテーラードジャケットを羽織り、悠然と歩みを進める平野紫耀。その首元から上、鮮烈なコントラストを描いていたのが、今回の赤髪だ。これまでのストリート感溢れるブロンドや、端正な黒髪とは一線を画す、どこか退廃的でいて圧倒的な気品を放つ赤。現地に集まったパパラッチたちからは、彼の名前を叫ぶ声が途切れなく響き渡った。
「彼はクラシックな美しさと、現代のストリートカルチャーを融合させる天才だ」と、現系のファッション誌エディターは語る。単に髪を染めたという事実を超えて、彼の存在そのものが一つのアートピースとして完成されていた。