開発者側の視点に立つと、2026年のゲームデザインはかつてない高度な心理戦の領域に入っている。フロム・ソフトウェア作品に代表される「死にゲー」の金字塔は、高難易度でありながらも「プレイヤーの過失」を明確に提示することで達成感を生み出してきた。
だが最近の流行は少し異なる。生成AIによる予測不能なNPCの挙動や、物理演算の意図的なアンバランスさを組み込んだインディータイトルが急増しているのだ。攻略本も役に立たない、理屈を超えた事故のような敗北。これこそが、令和のプレイヤーが叫ぶ「クソゲー」の正体であり、同時に中毒性の源泉となっている。