読者が最も気に病む「最終章突入と発表されてから、実際に最終回を迎えるまで何年かかるのか」という疑問に対し、過去の金字塔的作品と近年の連載ペースを照らし合わせると、ひとつの明確な基準値が浮かび上がります。結論から言えば、現代の長編少年漫画における最終章の期間は平均3年〜5年です。
代表的な事例が、尾田栄一郎氏による世界的人気漫画『ONE PIECE』です。同作は2022年7月(『週刊少年ジャンプ』2022年34号・第1054話)から正式に「最終章」へと突入しました。突入直前のインタビュー等で作者が「3年で終わらせたい」という主旨の希望的展望を語り大きな反響を呼びましたが、エルバフ編などを経て連載開始から数年が経過した現在も、濃密なエピソードが紡がれ続けています。
過去の大ヒット作を振り返っても、この「3〜5年」というタイムスパンは極めて普遍的です。久保帯人氏の『BLEACH』における「千年血戦篇」は約4年半(2012年〜2016年、単行本20巻分相当)を費やしました。空知英秋氏の『銀魂』における「銀ノ魂篇」も、度重なる媒体移籍や「終わる終わる詐欺」と称されたサプライズを含め、突入告知から完結まで約3年を要しています。
以下の比較表は、人気漫画における最終章の期間、巻数、および連載全体に占める割合をまとめた客観データです。