ビタミンCは安全性が極めて高い成分として知られていますが、医薬品として日常的に服用するにあたっては、見落とされがちな副作用や検査値への影響に留意する必要があります。
主な副作用として報告されているのは、胃不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状です。これらはアスコルビン酸の強い酸性に起因することが多く、食後に十分な水とともに服用することで大半が予防可能です。また、市販のシナールEXを服用した際に尿が鮮やかな黄色になる現象が見られますが、これは配合されているビタミンB2(リボフラビン)が生理的に排泄されているためであり、身体への悪影響はありません。
医療現場で特に注意が喚起されるのは、「健康診断や臨床検査値への影響」です。アスコルビン酸の持つ強力な還元作用により、尿糖検査や便潜血検査で本来陽性であるはずの反応が打ち消され、「偽陰性(検査結果が実際より低く出る)」を示すリスクがあります。健康診断や人間ドックの前日〜当日の服用については、事前に医師や検査機関の指示に従い、一時的に休薬することが推奨されます。