世界のカレー図鑑!本場のスパイス配合と歴史的ルーツ徹底解剖

世界のカレー図鑑!本場のスパイス配合と歴史的ルーツ徹底解剖

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カレーという料理の起源をたどると、紀元前2500年頃のインダス文明遺跡(ハラッパ)から出土した土器に、ウコン(ターメリック)やショウガの残留物が発見された記録に行き着きます。しかし、今日私たちが認識している「Curry(カレー)」という概念を世界中に広めたのは、18世紀にインドを植民地支配したイギリス東洋艦隊および東インド会社でした。

当時のイギリス人は、現地の複雑なマサラ(複合スパイス)調合を簡便に再現するため、18世紀後半に世界初の市販カレー粉(C&B社製など)を開発しました。これがビクトリア朝のイギリス家庭に普及し、小麦粉でとろみをつける西洋シチューの技法と融合。明治時代初期の日本へと海軍経由で伝わり、独自の「日本カレー」へと進化を遂げました。

一方で、東南アジアの島嶼部やインドシナ半島では、古代からの海上交易を通じてインドのスパイス文化が流入しました。しかし現地の料理人たちは、乾燥スパイスをそのまま使うのではなく、自生するレモングラス、ガランガル(ナンキョウ)、コブミカンの葉などの生ハーブやココナッツミルクと組み合わせることで、インドとは全く異なる「ペースト状の煮込み料理」を完成させたのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。