タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するZ世代やミレニアル世代の間で、あえて「思い通りにならない時間」を楽しむ動きが広がっている。朝顔の栽培はその最たる例だ。
どれだけテクノロジーが進化しても、朝顔が花を開くタイミングを人間がコントロールすることはできない。早起きをして、じっと蕾がほどける瞬間を待つ。そのデジタルから切り離された時間こそが、究極の贅沢として捉えられている。SNSに投稿される「#朝顔日記」のハッシュタグには、加工された日常ではなく、自然が織りなす予測不可能な美しさを愛おしむ若者たちのリアルな声が溢れている。