祈願を終えて授与品を受け取った後、最も多くの参拝者が戸惑うのが方違神社 清めの御砂 まき方と方違神社 お札 粽 祀り方です。作法を誤ると十分な清めの効果が得られないため、厳格な手順を頭に入れておく必要があります。
境内の神域で祓い清められた「清めの御砂」は、新居の敷地に結界を張り巡らせるための神聖な触媒です。戸建て住宅と集合住宅(マンション・アパート)では、その使用法が異なります。
【戸建て住宅・土地の場合の散布手順】
敷地の中心から見て、災厄が侵入しやすいとされる「東北(表鬼門)」から始め、時計回りに「東南」「西南(裏鬼門)」「西北」の四隅へと順番に少量ずつ御砂を撒いていきます。最後に、敷地境界線(外周)や玄関前の地面に残りの砂を均等に撒き、敷地全体を霊的に封じ込めます。
【マンション・賃貸住宅の場合の散布手順】
土の庭がない集合住宅では、「小皿への盛り砂」または「鉢植えの土への混合」が正式な代替作法です。白い小皿を2枚用意し、御砂を小山のように盛って玄関の内側両脇(左右)に配置します。ベランダがある場合は、四隅にほんの耳かき1杯程度を撒くか、プランターの土に混ぜ込むことで同様の結界効果が得られます。
一方、木札と並んで方違神社特有の授与品である「方違え粽(ちまき)」は、食用ではなく茅(ちがや)等で編まれた強力な魔除けのお守りです。玄関の内側の上部(鴨居の上や壁面)、あるいは家屋の中心を向くよう高い位置に吊るして祀るのが古来の習わしです。方災除けの木札は神棚、あるいは南向きまたは東向きになるよう目線より高い清潔な場所に祀り、決して粗末に扱わないことが肝要です。