ネット上の掲示板やSNSでは、時折あさりちゃん お姉ちゃん 都市伝説という不穏な言説が浮上します。「タタミが重病にかかって最終回で死亡する」「あさりちゃんの世界はすべて病室で眠るタタミ(あるいはあさり)の夢オチ(植物人間説)だった」というショッキングな怪談です。
調査報道の観点から結論を明言すると、これらは100%根拠のない完全なデマです。『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』などの長期連載作に必ずと言ってよいほど発生するネット怪談の類型にすぎません。
実際のあさりちゃん 最終回 タタミの描写はどうだったのか。2014年に発売された単行本第100巻の最終話において、あさりとタタミはいつもと変わらないドタバタ劇を繰り広げ、未来へ続く明るい日常のまま大団円を迎えました。作者の室山まゆみ氏(真弓氏と真里子氏の姉妹ユニット)は、読者の夢を壊すような後味の悪いラストを描く意図は一切なかったことをインタビュー等でも明かしています。時折描かれた極端なブラックユーモア回や、パロディ仕立ての夢オチ回が歪曲されて都市伝説に変質したのが真相です。