認知言語学および音声指導の知見に基づき、日本人特有の調音器官の癖をリセットして「nutrition」を完璧に発音するための3段階ステップを提示します。
ステップ1:語頭を脱力し「ヌ」で入る(アメリカ式アプローチ)
多くの日本人は「ニュー」と言おうとするあまり、口唇をすぼめて緊張させてしまいます。まずは米音の/nuː/を採用し、力を抜いた「ヌ」から入る練習を行ってください。この助走部分はごく小さく、短く発音するのがポイントです。
ステップ2:「トゥリッ!」で息を破裂させピッチを一段上げる
この単語の心臓部です。舌先を上の歯茎の裏に強く押し当て、息をせき止めてから「トゥリッ」と弾けさせます。この際、声のトーンを日本語の日常会話より2度ほど高く設定し、お腹から鋭く息を押し出します。
ステップ3:脱力して舌先を天井につけて「シャン」
第2音節を強く弾いた反動を利用し、最後は息を吐き捨てながら舌先を上顎の歯茎にペタッと付けて「シャン(sh-n)」と音を閉じます。余計な母音「オ」を絶対に足さない意識が大切です。
【判断基準】この発音トレーニングに向いている人・注意が必要な人
* 向いている人:TOEICのリスニングセクションで400点以上の壁にぶつかっている人、海外クライアントとの商談やプレゼンを控えるビジネスパーソン、AI音声評価を導入した資格試験(VersantやIELTSスピーキング)のスコアアップを目指す人。 * 慎重になるべき人:個別の単語のイントネーションにとらわれすぎて文章全体の流暢性(フルーエンシー)が止まってしまう初級者。まずは文全体の抑揚を優先し、その中でこの単語の「強弱の山」を作る意識を持つことが推奨されます。