再感染時に多くの患者が困惑するのが、典型的なコロナ2回目症状の変化です。1回目は39度近い高熱に苦しんだ人でも、2回目はコロナ2回目熱出ない状態のまま、強い喉の痛みや鼻水だけで推移する例が目立ちます。これ自体は過去の免疫が全身へのウイルス播種を食い止めている証拠ですが、ここに大きな盲点が潜んでいます。
「熱がないから普通の風邪だろう」と過信して通常通りハードワークを続けたり、激しい運動を再開したりした結果、発症から数週間後に深刻なコロナ2回目後遺症(Long COVID)に悩まされるケースが報告されています。急性期の熱の高さと、その後に続く後遺症の発生率は必ずしも比例しません。
2回目の感染後に目立つ後遺症としては、ブレインフォグ(思考力の減退・集中力低下)、慢性的な疲労感、微小な労作で極度の倦怠感に襲われるPEM(労作後倦怠感)、長引く空咳などが挙げられます。医学雑誌『The Lancet』等に掲載された大規模追跡調査でも、「複数回の感染歴がある患者は、心血管系や呼吸器系の長期不調リスクが累積する懸念がある」と指摘されており、熱が出ないからといって油断して体を酷使するのは極めて危険な行為です。