美の比率を語る上で欠かせないのが、西洋由来の「黄金比(1:1.618)」と、日本古来の建築や仏像に見られる「白銀比(1:1.414、別名:大和比)」の対比です。
ギリシャ彫刻や西洋美術に起源を持つ黄金比は、彫りの深さ、高い鼻梁、明確なエッジを特徴とする立体的な顔立ちに適合します。これに対して白銀比は、丸みを帯びた輪郭や適度な親しみやすさ、柔和な少年性を想起させるバランスです。法隆寺やキャラクターデザインにも多用される白銀比は、日本の大衆文化において「愛嬌のあるイケメン」「塩顔男子」として絶大な支持を獲得しています。
現代のメンズトレンドにおいては、骨格自体の立体感(黄金比)を持ちながら、肌の質感や表情の柔らかさ(白銀比的調和)を兼ね備えたハイブリッドな顔立ちが最も支持を集める傾向にあります。