小川彩佳の報道に対する強い使命感と知性は、その卓越した学歴と特異な家庭環境に深く根ざしています。東京都出身の彼女は、小学校から高校まで青山学院で学び、青山学院大学文学部英米文学科を首席(総代)で卒業。学生時代にはスペインへの語学留学を経験するなど、国際感覚と語学力を磨き上げました。
特筆すべきは、その家族構成です。実父は慶應義塾大学医学部で耳鼻咽喉科の教授を務め、慶應義塾大学病院の診療部長などを歴任した名医・小川智明氏です。親族にも医師や学者が多数名を連ねる屈指のドクター家系であり、幼少期には父親の留学に伴ってアメリカ合衆国ミシガン州で約6年半にわたる生活を送りました。こうした家庭環境が、物事の本質を客観的に見極める批判的思考力と、妥協を許さないプロフェッショナリズムを育む礎となったことは間違いありません。
2007年にテレビ朝日へアナウンサーとして入社した小川は、早くから報道志向を明確にし、2011年4月からは同局の看板番組『報道ステーション』の3代目サブキャスターに就任。メインキャスターを務めた古舘伊知郎氏の縦横無尽なトークを的確にアシストしつつ、自身の言葉で誠実にニュースを伝える姿勢が視聴者の高い評価を獲得しました。その後、インターネットテレビ局AbemaTV(現ABEMA)の『AbemaPrime』でキャスターを務めた後、2019年に同局を退社。フリー転身直後に『news23』へ抜擢されるという異例のキャリアを築き上げていきました。