相次ぐ事件を受け、文部科学省や各教育委員会は具体的な学校盗撮対策および盗撮防止ガイドラインの策定を急ピッチで進めています。形式的な精神論を排し、物理的・空間的なアプローチを取り入れた最新の取り組みが各地で導入され始めました。
第1に、更衣室やトイレ、シャワー室などの「死角」に対する定期的な盗撮カメラ検知器(RFシグナル検出器やレンズリフレクター)を用いた物理的スクリーニングの義務化です。抜き打ち検査を定期的に実施することで、設置型の犯罪を物理的に封じ込めます。
第2に、教職員私用スマートフォンの校内持ち込みルールの厳格化です。執務スペース以外の更衣室や体育館への私用端末持ち込みを原則禁止とし、授業記録用には学校一括管理の専用タブレットのみを使用させる運用が広がっています。
第3に、学校外部に独立した第三者通報窓口の設置です。校長や教頭といった学内ヒエラルキーを介さずに、生徒や教職員が直接弁護士や心理専門職に通報・相談できるホットラインを設けることで、隠蔽の余地を排除し、早期発見につなげる体制づくりが進んでいます。