「披露宴が終わった時点で、体力的にも精神的にもライフはゼロでした」
今年1月に都内で挙式した女性(28歳・IT関連勤務)は、そう振り返る。朝早くからのドレス着用、緊張感の中での挙式、大勢のゲストへの気配り。披露宴が終わる頃には足腰が悲鳴を上げている状態だったという。そこからさらに着替えて二次会会場へ向かい、深夜近くまで大歓声の中で立ち続けた。「喜んでもらえたのは嬉しいけれど、後半の記憶がほとんどない。翌日からのハネムーンも疲労困憊で台無しになり、心底後悔した」と語る。
体力的な問題だけではない。お金にまつわるトラブルや誤算も深刻だ。2026年の飲食業における人件費・食材費の高騰に伴い、二次会の会費設定や会場キャンセル料のリスクも跳ね上がっている。直前の体調不良によるドタキャンが数名出ただけで、新郎新婦が数万円から十数万円の赤字を自己負担するケースは珍しくない。「おめでたい席なのに、会計時に『足りない分の自腹』が発生して一気に現実へ引き戻された」という愚痴もよく聞かれる話だ。