物語がスケールを増し、パラレルワールドへと突入した第6部以降も、研ぎ澄まされたネーミングセンスは進化を止めません。
ジョジョ第6部ストーンオーシャンスタンド名では、徐倫の「ストーン・フリー(Jimi Hendrix)」をはじめ、敵味方問わず洗練された名曲が並びます。特に時を加速させる最終スタンド「メイド・イン・ヘブン(Queen)」は、連載当時の仮タイトルから単行本収録時に変更された経緯を含め、神々しいまでの存在感を放ちました。
19世紀末のアメリカを描いたジョジョ第7部SBRスタンド能力一覧では、クラシック・ロックの重厚感が際立ちます。ジョニィ・ジョースターの「タスク(Fleetwood Mac)」や、大統領ファニー・ヴァレンタインの「D4C(Dirty Deeds Done Dirt Cheap / AC/DC)」など、能力のギミックと曲名の頭文字が絡み合う巧みな構成が読者を驚かせました。
そしてジョジョ第8部ジョジョリオンスタンド名の「ソフト&ウェット(Prince)」や「ワンダー・オブ・U(Elvis Presley)」を経て、最新作へ。ジョジョ第9部ジョジョランズスタンド最新情報では、主人公ジョディオ・ジョースターの「ノーヴェンバー・レイン(Guns N' Roses)」、ドラゴナの「スムース・オペレーターズ(Sade)」、パッチャンの「THE ハッスル(Van McCoy)」など、80〜90年代の名曲から現代のブラックミュージックまで自在にサンプリングされ、新たな伝説を刻んでいます。