都内には慶應、青山学院、立教女学院など多くの名門私立小学校が存在するなか、なぜ夫妻は成城学園を選択したのでしょうか。そこには単なるステータスにとどまらない、明確な理由と家族の歴史が存在します。
最大の理由は、木村佳乃自身が生粋の「成城っ子」であるという原体験です。木村は父親が日本航空(JAL)の幹部という裕福な家庭に育ち、成城学園初等学校から成城学園中学校・高等学校、成城大学文芸学部英文学科(中退)まで一貫教育を受けました。かつてのテレビ特番や雑誌のインタビューにおいて、木村は自身が受けた成城の教育について「点数主義ではなく、自由な発想や泥んこになって遊ぶことの尊さを教えてもらった」と懐かしそうに回想しています。自分が伸び伸びと育った母校の校風への絶対的な信頼が、娘たちの受験先選定の根底にありました。
2つ目の理由は、芸能人や文化人の子弟を受け入れ慣れているセキュリティとプライバシー配慮の高さです。成城学園は創立以来、多くの政財界重鎮や著名芸能人の子供を受け入れてきた実績があります。学校側が過剰な特別扱いをせず、一般の家庭とフラットに接する文化が根付いており、生徒間でも「親が誰か」で色眼鏡で見ることが少ないとされています。多忙を極めるトップ女優であり、著名な夫を持つ家庭にとって、これほど精神的負荷の少ない環境はありません。
3つ目は、小学校から大学までワンストップで進める一貫教育による情操教育の重視です。東山紀之は幼少期からストイックに身体表現と向き合ってきた人物ですが、家庭内では「詰め込み式の受験勉強に追われるより、読書や芸術、スポーツを通じて幅広い人間性を磨いてほしい」という教育観を共有していたと伝えられています。中学校受験や高校受験のプレッシャーに縛られず、感受性豊かな10代前半を創造的な活動に充てられるメリットが決定打となりました。