現地に行けないファンや買い逃した来場者の間で期待されるのが、オンラインでのやなせたかし展 グッズ 通販や、完売品の再販情報です。しかし、ここには美術館催事ならではの構造的な誤解が存在します。
第一の誤解は、「いつでも公式オンラインショップで全商品が買える」という思い込みです。美術展のオリジナルグッズは、会場に足を運んでもらうためのインセンティブとして企画されているケースがほとんどです。一部の巡回展では全日程終了後、あるいは巡回ファイナルに合わせて在庫分の事後通販が実施される事例もありますが、すべてのアイテムが網羅される保証はありません。特に製造ロットが小さいコラボ雑貨やアパレルは、会場限定で終了する公算が高いのが実情です。
第二の盲点は、チケット当日券に頼るリスクです。人気会場では混雑緩和のため日時指定制(事前予約優先)が導入されています。当日券枠が用意されていても、開館直後に配布終了したり、入場時間が夕方以降に指定されたりすることが珍しくありません。夕方に入場できたとしても、その日の物販在庫は目ぼしいものが姿を消しているという事態に陥りがちです。
転売サイト等で法外なプレミア価格がつけられているケースも見受けられますが、図録などは巡回先の会場ごとに十分な刷り増しが行われるのが通例です。焦って非公式な高額転売に手を出す必要はありません。