日照不足や過剰な水分によって枝が間延びし、だらしなく広がってしまった状態を「徒長(とちょう)」と呼びます。頭が重くなって自立できなくなった株は、適切な剪定と切り戻しを行うことで、盆栽のように重厚で引き締まった樹形へと仕立て直すことができます。
作業の適期は、新芽の吹く勢いが強い4月中旬から6月上旬です。茎の節(葉が付いていた跡)のすぐ上、5mmほどの位置で剪定ハサミを入れます。節の部分には成長点が存在するため、切り戻した場所から数週間で新しい脇芽が2本以上吹き出し、株全体のボリュームが増していきます。
「どこまで深く切って良いのか」と躊躇する初心者も多いですが、太い主幹だけを残して葉が1枚もない状態まで強剪定(いわゆる丸坊主)にしても、健康な根が残っていれば5〜6月の旺盛な生育期なら高確率で新芽が再生します。