受験コミュニティ等で根強く語られる言説のひとつに「三田や日吉の本流慶應生から見下されているのではないか」「キャンパス格差があるのではないか」というものがあります。
現場の学生や卒業生の取材から見えてくる真実は、見下されているというよりも「カルチャーがあまりにも違いすぎて相互不干渉である」ということです。日吉・三田キャンパスが伝統的な体育会、三田祭、ゼミナール連盟を中心とした縦横の濃密な組織文化を持つのに対し、湘南藤沢キャンパスは完全に「プロジェクト単位の個人主義・ギーク文化」です。
日吉・三田の学生が「伝統的な大企業への就職や資格取得」を標準的な成功モデルとする一方で、SFC生は「未踏ソフトウェア事業への採択、学生起業、海外大学院進学」を評価軸に置く傾向があります。共通項が少ないため、キャンパス間での意識の断絶が生じているにすぎず、実質的な学歴格差や就職時のディスアドバンテージは存在しません。