吉本興業ホールディングスを率いる岡本昭彦社長と藤原寛副社長。かつて共にダウンタウンのマネージャーを務め、現場の修羅場をくぐり抜けてきた二人のツートップ体制は、旧態依然とした芸能プロダクションのあり方を内側から刷新しつつある。
契約形態の透明化や専任エージェント制度の導入、タレントの権利保護とコンプライアンス遵守の徹底など、芸能界全体の構造改革に向けた課題は山積みだ。だが、現場の苦労を知る二人が経営権を握っているからこそ、形式的なルール作りに終わらない、実態に即した制度設計が可能となっている。
硬軟織り交ぜた経営判断を下す岡本社長と、現場や外部パートナーとの円滑な架け橋となる藤原副社長。性格も役割も異なる二人のシナジーが、激動の時代において伝統ある老舗エンタメ企業を前進させる推進力となっている。