ここで少し歴史を振り返ってみよう。500円玉が初めて発行されたのは1982年(昭和57年)。それまでは500円札(岩倉具視の肖像画)が流通していたが、自動販売機の普及に伴い、より耐久性の高い硬貨へと移行した。初代は白銅貨で、デザインは桐の花があしらわれていた。
その後、2000年(平成12年)に大量の偽造硬貨が社会問題化したことを受け、2代目のニッケル黄銅貨が登場。そして2021年(令和3年)、さらに高度な偽造防止策を施した現在の3代目が誕生した。それぞれの時代背景と技術の進歩が、この小さな金属の円盤に刻み込まれている。