2022年の会場運営において、平時と決定的に異なっていたのが「屋台出店情報」と「会場周辺の動線管理」です。感染再拡大防止ガイドラインに基づき、砂浜エリアにおける露店・屋台の大規模出店は見送り(一部限定的な地域店舗のテイクアウトのみ)とされ、アルコール類の過度な摂取や大声での騒乱を防ぐための厳格なゾーニングが適用されました。
また、近隣の大規模花火大会で見られるような高額な「有料観覧席チケット」の一般大量販売は実施されず、砂浜エリアの大半は間隔を保ったフリー観覧エリアとして開放。その代わり、湯河原温泉宿泊予約者向けの特典として、参画旅館の宿泊プランに観覧エリア確保や送迎バスを組み込んだ特別パッケージが優先的に提供されました。
現地を取材した記録によると、湯河原海岸混雑状況は、夏の海水浴シーズンと重なる繁忙期と比較して適度なディスタンスが保たれていました。しかし、交通面では深刻なボトルネックが発生。国道135号線沿いは夕方17時頃から断続的な渋滞が発生し、臨時駐車場交通規制によって海岸近隣の駐車場が即座に満車となったため、公共交通機関を利用せず車で来訪した層の間で激しい滞留が起きました。