鼻はTゾーンの中でも皮脂腺が最も発達している部位の一つですが、なぜある日突然、目立つ白ニキビへと進行してしまうのでしょうか。皮膚科医の知見や臨床データに基づくと、主原因は「毛穴出口の異常角化」と「皮脂分泌のアンバランス」の重複にあります。
通常、毛穴から分泌された皮脂は皮膚表面へとスムーズに排出されます。しかし、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、あるいは過度な洗顔による乾燥が生じると、肌は防御反応として角質層を厚く硬くします(角化異常)。その結果、毛穴の出口がふさがり、行き場を失った皮脂が袋小路の中で停滞することで白ニキビが完成します。
さらに見落とされがちなのが、日常的な「無意識の接触刺激」です。マスクの擦れや、小鼻を指で触る癖、ベースメイクの洗い残しなどが毛穴周りに微細な炎症を引き起こし、毛穴を急速に閉塞させるトリガーとなります。