Q1:赤ちゃんがおっぱいを吸いながら怒ったり泣いたりするのはなぜですか?
A1:母乳の出が最初遅くて待ちきれない場合や、逆に射乳反射が強すぎて勢いよく出た母乳にむせているケースが多見されます。また、お腹にガスが溜まって苦しい時や、眠いのに上手に眠りに入れない不快感を訴えていることもあります。一度ゲップを出させたり、抱き方を変えて落ち着かせてから再吸着を促すのが有効です。
Q2:吸啜反射はいつまで続きますか?指しゃぶりとの違いは何ですか?
A2:吸啜反射は生後3〜4ヶ月頃から徐々に減弱し、生後半年頃には随意運動(自分の意思による咀嚼・嚥下)へと完全にバトンタッチされます。生後2〜3ヶ月頃からの指しゃぶりは反射ではなく、自分の手と口の位置関係を学習する「自己認識と感覚統合」の発達過程であり、吸啜反射の消失とは異なる正常な認知行動です。
Q3:授乳中に乳頭が切れて激痛があります。吸わせ続けても大丈夫でしょうか?
A3:傷口から細菌が侵入すると乳腺炎のリスクが高まるため、我慢して吸わせ続けるのは避けてください。保護用ニップルシールドの使用、精製ラノリン軟膏での湿潤療法、あるいは数回搾乳に切り替えて傷の回復を待つことが肝要です。浅吸いが根本原因であるケースが多いため、傷が癒えた後に助産外来等でくわえ方の再確認を行ってください。