介護現場におけるアンケート調査やスタッフの証言によると、レク企画に関する悩みの約7割が「ネタの枯渇」と「準備時間の不足」に集中しています。日々の送迎、入浴介助、記録業務に追われる中で、毎日1時間を超えるレクの準備を行うことは、スタッフのバーンアウトを引き起こす大きな要因となっています。
さらに現場を観察すると、「スタッフ側が一方的に盛り上げようと空回りしてしまう」「一部のアクティブな利用者だけが発言し、他の利用者が取り残される」という心理的ギャップが顕著に見られます。よかれと思って凝ったルールや複雑なゲームを用意するほど、認知機能や身体機能に幅がある集団レクでは脱落者が増え、結果としてマンネリ感や義務感が漂ってしまいます。