大手学習塾のアンケート調査や公立中学校の定期テスト分析によると、関数の基本計算問題で正答率が80%を超える層でも、反比例のグラフ作図問題になると正答率が約55%まで急落するというデータが存在します。計算は合っているのに、作図の作法で失点している生徒が全体の2割強を占めているのが実情です。
大手個別指導塾の現役講師は次のように証言しています。
「生徒が最もやりがちなのは、マス目の端ギリギリまで線を伸ばす際に、無意識に内側に巻き込んで軸と交差させてしまうミスです。また、$x$ 軸の正の領域だけ描いて満足し、負の領域を描き忘れるケースも多発しています。問題用紙に『グラフをかけ』とあったら、指示がない限り双曲線(2本)を完成させることが大原則です」