週末のメインゲート周辺は、午前10時を過ぎると駐車場待ちの車列が伸び始める。快適に巡るための鉄則は、勝沼IC方面からの国道140号本線ルートをあえて避け、JR中央本線の山梨市駅北側から果樹園の間を縫うフルーツラインを経由する迂回路を選ぶことだ。さらに車を停めるなら、第1駐車場ではなく高台に位置する第2・第3駐車場を最初から目指すのが賢い。標高が高い位置から園内を下りながら巡る動線を確保できるため、体力的な消耗も驚くほど抑えられる。
園内中央のテラスに位置する絶景カフェでは、開店直後から席を確保しようとする旅行者の視線が熱い。目当ては、朝採れの旬果実を惜しみなく重ねた季節限定のプレミアムパフェだ。朝の光に透き通る桃やぶどうの果肉、地元の工房が仕込む濃厚なミルクジェラート、そして底に忍ばせた自家製ワインジュレ。甘みと酸味の波状攻撃に舌鼓を打ちつつ、ガラス越しに甲府盆地と富士山をパノラマで眺める時間は、混雑のストレスを一瞬で吹き飛ばすほどの説得力を持っている。