ブロディの才能を誰よりも早く見抜き、映画のスクリーンへと引っ張り上げたのがトッド・フィリップス監督だった。監督は自身のキャスティングにおいて、予定調和な演技よりも即興性と狂気じみたユーモアを好む。ブロディはその要求に完璧に応える稀有なパフォーマーだった。
監督は訃報に際し、彼がいかに純粋で、どれほど人を笑わせることに人生を捧げていたかを振り返っている。型にはまらない鋭いギャグセンスと、どこか憎めない愛嬌。二人の信頼関係があったからこそ、あの一連のクレイジーな世界観が成立していたことは疑いようがない。