近年、赤い下地に白の十字とハートが描かれた「ヘルプマーク」を活用する聴覚障害者が増えています。ヘルプマークは聴覚障害に特化したものではありませんが、付属のヘルプカードに「耳が聞こえません」「筆談をお願いします」と具体的な配慮事項を記入できる利便性があります。
電車やバスの車内アナウンス、災害時における緊急放送、火災報知器のサイレンなど、日常や非常時には「音のみ」で発信される情報が数多く存在します。ヘルプマークや耳マークを付けた方を見かけた際は、以下のような配慮が役立ちます。
・緊急時の文字情報提供:電車の運行遅延や避難指示が出た際、スマートフォンのメモ画面や筆談で状況を伝える。
・対面での明確な意思疎通:マスクを着用している場合は口元の動きが見えないため、身振り手振りを交えたり、ゆっくりと筆談を提案する。
・無理な呼びかけを避ける:後ろから大声で呼び止めようとせず、視界に入る位置から穏やかに声をかける。