ネット上の情報やSNSの短い動画だけを見ていると、ニフレルに対していくつかの誤解を抱きがちです。トラブルを防ぐためにも、事前に知っておくべき盲点を整理しておきましょう。
一つ目の誤解は、「水族館と動物園が合体しているなら、イルカショーや大型海獣も見られるはず」という思い込みです。ニフレルにはイルカやアシカのプール、ショーステージは存在しません。エンターテインメント型のパフォーマンスではなく、生物の造形、捕食行動、擬態、色彩の美しさを静かに凝視する「ミュージアム型」の鑑賞体験を意図して設計されているためです。派手なアトラクションを求めて来館すると肩透かしを食う恐れがあります。
二つ目の盲点は、「触れ合いコーナーで動物を自由に撫でられる」という誤解です。「感性にふれる」というスローガンの「ふれる」は、物理的に触る(Touch)ことだけを指しているわけではありません。心の琴線に触れる、感性を刺激するという意味合いが込められています。「うごきにふれる」ゾーンでは動物と同じ空間を歩行できますが、動物の安全と福祉を守るため、来館者側から動物に直接手を出したり触れたりすることは厳格に制限されています。適度な距離感を保ちながら共存の空間を体感することが、この施設の真の醍醐味です。