北海道の土産物といえばチョコレートやキャラメル、生クリームを贅沢に使った洋菓子が脚光を浴びがちですが、受け取る側全員が甘党とは限りません。職場やサークルで「またクッキーか」「甘いものは控えている」と敬遠されてしまうリスクを避けるため、近年急速に支持を広げているのが甘くない札幌土産のカテゴリーです。
その代表格が、札幌の名物料理を忠実に再現した「札幌カリーせんべい カリカリまだある?(YOSHIMI)」です。本格スパイスの刺激と香ばしいエビの風味が効いたスティックタイプの米菓で、男性社員や酒好きの同僚への手土産として高い評価を得ています。また、函館発祥ながら札幌駅・空港でも広く展開されている「布目」の塩辛や、道産チーズをじっくり燻製にした「燻製カマンベール」、北海道産昆布を練り込んだ「北かり」のかりんとう(塩味系)なども、大人の晩酌を格上げする手土産として根強い人気を誇ります。
ここで注意しなければならないのが、賞味期限と保存条件の落とし穴です。海産加工品や真空パックのチーズ、スープカレーのレトルトなどは日持ちが30日から半年と長い反面、要冷蔵(10℃以下)指定の商品が混在しています。長時間の常温持ち運びによって風味が劣化したり、渡す相手に冷蔵庫のスペースを強いる負担を与えたりしかねません。甘くないお土産を選ぶ際は、裏面の保存方法表示を確認し、「完全常温で日持ちが最低3週間以上あるもの」を厳選することが最低限のマナーです。