スペインで再び天使像が別人に?彫刻修復失敗の真相と衝撃の現在

スペインで再び天使像が別人に?彫刻修復失敗の真相と衝撃の現在

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大騒動を巻き起こした作品たちは、その後どのような運命を辿っているのでしょうか。現地調査によると、それぞれの作品で驚くほど対照的な結末を迎えています。

元祖となったボルハの『エッケ・ホモ』は、皮肉にも世界中から年間数万人規模の観光客が押し寄せる一大名所へと変貌しました。教会側は入場料収入を得るようになり、グッズ販売の収益は地元の高齢者福祉施設への寄付に充てられるなど、結果的に過疎の町を救う経済効果を生み出しています。

一方で、エステーリャの木彫像のように、公的機関が介入して約3万ユーロ(約480万円)を投じ、素人が塗った塗料を慎重に剥がして可能な限り元の状態へ復元されたケースもあります。しかし、パレンシアの外壁彫刻などは高所に位置していることもあり、完全な復元が技術的・費用的に難しく、話題が一巡した後は手つかずのまま残されているものも少なくありません。観光資源として奇跡の復活を遂げる事例はごく一部であり、多くの作品は静かに傷跡を抱えたまま佇んでいます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。