『ハリー・ポッター』シリーズにおいて「あの金髪でフワフワした不思議ちゃんキャラクターの名前は何だっけ?」と検索する読者が後を絶ちません。そのキャラクターこそ、ハリーの1学年後輩にあたる魔女、ルーナ・ラブグッド(Luna Lovegood)です。
彼女が初めてスクリーンに姿を現したのは、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年公開)のホグワーツ特急のコンパートメントでした。雑誌『ザ・クィブラー』を上下逆さまに広げて読み耽り、赤カブ(正しくは指導性のプラム)をかたどった耳飾りを揺らし、ドリームグラスのようなメラメラメガネ(スペクターペックス)を装着しているという、一度見たら忘れられない異彩を放つビジュアルで登場しました。
周囲の生徒たちが冷ややかな視線を送る中、ハリーに対して「あなたと同じくらい正気よ」と事も無げに語りかけた瞬間は、シリーズ屈指の名場面として語り継がれています。日本語吹き替え版でルーナの声を担当したのは声優の三村ゆうな氏。浮世離れしたウィスパーボイスと芯の通った澄んだトーンが絶妙に調和し、日本国内における「愛され不思議ちゃん」としての地位を決定づけました。