薬の服用と並行して、今すぐ自宅でできる虫歯の応急処置を正しく行うことで、痛みのピークを和らげることができます。
まず行うべきは、患部のクリーニングと冷却です。ぬるま湯で優しく口をゆすぎ、歯と歯の間に詰まった食べかすを取り除きます。その後、冷水で濡らしたタオルや保冷剤をタオルで包み、頬の外側から患部を冷やします。血流を落ち着かせることで、内部の圧力を一時的に下げられます。ただし、氷を直接歯に当てるのは逆効果で、知覚過敏を誘発して激痛を増悪させるため禁物です。また、入浴、飲酒、運動など血行を促進する行動は痛みを爆発させるため絶対に避けてください。
物理的なセルフケアでも耐えられない場合は、地域の歯科休日・夜間救急対応窓口を利用しましょう。各都道府県の歯科医師会では、休日応急診療所や夜間救急センターを開設しています。自治体の医療情報ネットや「#7119(救急安心センター事業)」に電話をかけることで、現在診療可能な当番医の案内を受けられます。専門医に歯の頭を開けて圧力を逃がす処置(髄腔開口)をしてもらえれば、それまでの激痛が嘘のように消失します。