冷蔵・冷凍したカレーを食べる際の加熱処理も、安全を左右する重要なプロセスです。「温めるだけで菌が死ぬ」と油断してはいけません。
冷蔵カレーを鍋で温め直す際は、少量の水や出汁を足し、鍋底から木べらでしっかりかき混ぜながら全体を沸騰させ、数分間グツグツと加熱し続けます。カレーは粘度が高いため熱伝導が悪く、表面だけが温まって鍋底や中心部に加熱ムラが生じがちです。空気を送り込むように混ぜることで、酸素を嫌うウェルシュ菌の活動を阻害する効果も期待できます。
冷凍カレーの場合は、電子レンジの解凍機能を使うか、前日に冷蔵室へ移して自然解凍してから鍋に移して加熱するのが理想的です。電子レンジのみで温める場合は、途中で一度取り出して全体をかき混ぜ、加熱ムラをなくした上で熱々に仕上げてください。