ヴィクトリア・ベッカムの今に驚愕!赤字・不仲説の真相と美の秘訣

ヴィクトリア・ベッカムの今に驚愕!赤字・不仲説の真相と美の秘訣

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「セレブの道楽」「巨額赤字で夫の資産を食いつぶしている」――。ネット上で幾度となく揶揄されてきたのが、2008年にヴィクトリアが立ち上げたラグジュアリーファッションブランド「Victoria Beckham」の経営状態です。一時は累積赤字が約6,600万ポンド(当時の日本円で約100億円以上)に達したと英米メディアで大々的に報じられ、ブランド閉鎖の危機すら囁かれました。

なぜ、世界的な知名度を誇りながらこれほどの苦境に陥ったのでしょうか。業界アナリストの分析によると、プレタポルテ(高級既製服)市場における製造コストの高止まりと、欧州の老舗メゾンに対抗するための過剰な旗艦店展開、そして1着数十万円に及ぶ高価格設定が原因でした。ファッション業界関係者は「デザインへの評価は高かったものの、日常的に購入できる顧客層が極めて限定的だった」と指摘します。

この危機を救った決定打が、2019年に立ち上げたコスメブランド「Victoria Beckham Beauty(ヴィクトリア・ベッカム・ビューティ)」の爆発的ヒットと、外部投資ファンドからの資本受け入れによる経営構造改革でした。クリーンビューティを掲げたアイライナーやリップティントは、欧米のZ世代からミレニアル世代の美容フリークの間で「一度使うと手放せない神コスメ」として熱狂的に支持され、ブランド全体の収益構造を一変させました。

2023年以降、同ブランドは念願のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)ベースでの黒字化を達成。パリ・ファッションウィーク(パリコレ)の公式スケジュールでも主要メゾンとしての地位を固め、現在では「赤字垂れ流しのセレブブランド」という汚名を完全に返上しています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。