ネット上の情報では「100均のバッグで小学校6年間使える」「完全防水だから濡れたまま放置しても大丈夫」といった極端な意見が見受けられますが、これらには明確な誤解が含まれています。
第1の盲点は、完全防水と撥水の混同です。PVCクリアバッグは生地自体は水を通しませんが、ファスナー部分やサイドの縫い目、持ち手のスナップボタン周辺には隙間があります。プール後の濡れた水着を絞らずにそのまま放り込むと、底部の圧着隙間から水がじんわり染み出し、衣類やランドセルを濡らすトラブルに繋がります。水着は必ずナイロン製の防水ポーチやビニール袋に密閉してからバッグに入れるのが鉄則です。
第2の盲点は、塩化ビニル樹脂(PVC)の経年劣化特性です。直射日光やプールの塩素、気温の変化にさらされると、PVC素材は徐々に硬化し、翌シーズンには白く濁ったりパリパリにひび割れたりします。「兄弟にお下がりとして数年間引き継ぐ」ことを前提とするなら、劣化に強い厚手のポリエステルやナイロン製の学童ブランド品に軍配が上がります。100均モデルはあくまで「1〜2シーズン使い切り」と割り切るのが健全な捉え方です。