Q1:抽出後の梅をそのまま冷凍する場合、種は取っておくべきですか?
A1:丸ごと冷凍して問題ありません。むしろ種がついたままの方が形崩れを防ぎ、表面の乾燥(冷凍焼け)を遅らせることができます。煮込み料理に使用する際も凍ったまま投入できます。ただし、ジャムやパウンドケーキに使う予定が決まっている場合は、柔らかいうちに種を外して果肉だけをラップに包んで冷凍すると、後日の解凍・計量作業が劇的にスムーズになります。
Q2:シロップを抽出したのにシワシワにならず、プックリしたままの梅はどうすれば良いですか?
A2:水分とエキスが過剰に残っている状態ですので、シワシワ戻しの工程を省略し、そのまま「甘露煮」に仕上げるのが最も適しています。少量のシロップと水、お好みで白ワインを加えて弱火で10分ほど煮含めるだけで、果汁感あふれる極上のデザートになります。また、アルコール(ホワイトリカーやブランデー)を注ぎ足して梅酒へと移行させる二段仕込みにも最適です。
Q3:発酵して少しお酒のような匂いがする梅も再利用できますか?
A3:天然酵母が活発化して微発酵した状態であれば、加熱調理によってアルコール分を蒸発させれば全く問題なく利用できます。ジャムや梅味噌、煮込み料理のようにしっかり沸騰させる工程を踏むことで、アルコール臭は完全に抜け、むしろ発酵由来の芳醇なコクが料理に深みを与えてくれます。
Q4:種の周りに残った果肉を無駄なくきれいに取るコツはありますか?
A4:少量の水とともに鍋で一度軽く煮立て、果肉がクタクタになった段階でザルに移し、木べらの背でザルの目に種を押し当てるように擦り落とすのが最も簡単です。刃物で削ぎ落とそうとすると滑って危険ですが、加熱による裏ごし方式なら短時間で種の周りの最も味の濃い部分を100%回収できます。